高齢者の肺炎と肺炎球菌
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肺炎と肺炎球菌
「肺炎」を引き起こす病原体には、マイコプラズマやクラミジアなど数多くの細菌がありますが、一般に1/4~1/3が「肺炎球菌」という細菌による「肺炎」と言われています。肺炎球菌ワクチンの接種によって、90種類以上ある血清型のうち23種類に免疫をつけることができます。これで「肺炎球菌」の約8割程度に有効です。肺炎球菌以外の病原体による肺炎には効果はありませんが、「肺炎球菌」によるさまざまな感染症にも効果があることがわかっています。
誤嚥性肺炎
高齢者に多いのが「誤嚥性肺炎」です。誤嚥とは、咳をすることや、飲み込む運動がうまくいかなくなり、誤って唾液や食物が気管に入ってしまうことです。その際に、口の中の細菌やウイルスなども一緒に気管に入ってしまい起こる肺炎を「誤嚥性肺炎」といいます。そのため、歯磨きなどをおろそかにせず、口腔内を清潔にしておくことも、肺炎を防ぐうえで大切です。
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