日本脳炎予防接種について
[2016年4月1日]
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平成9年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた方は20歳の前々日まで接種可能となりました。
過去に法定外(任意)を含め1回でも接種した方は、不足分について接種できます。
平成19年4月2日から平成21年10月1日生まれの方は7歳半まで、または9歳から13歳の前々日まで接種可能になりました。
積極的な勧奨がはじまりました。対象年齢になりましたら、医療機関で接種してください。
※接種を希望される方は、医療機関に問い合わせてください。
なお、予診票がない場合は、子育て世代包括支援センター(健康増進センター内)までお越しください。
年齢 | 1期初回 1回目 | 1期初回 2回目 | 1期追加 | 2期 |
---|---|---|---|---|
3歳 | ◎ | ◎ | × | × |
4歳 | ○ | ○ | ◎ | × |
5歳以上 7歳半未満 | ○ | ○ | ○ | × |
7歳半以上 9歳未満 | × | × | × | × |
9歳以上 10歳未満 | ○ | ○ | ○ | ◎ |
10歳以上 18歳未満 | ○ | ○ | ○ | ○ |
18歳 | ○ | ○ | ○ | ◎ |
19歳(20歳前々日まで) | ○ | ○ | ○ | ○ |
◎・・積極的勧奨 ○・・接種可能 ×・・接種不可
「日本脳炎」とは、日本脳炎ウイルスの感染によっておこる中枢神経(脳や脊髄等)の疾患です。人から人への感染はなく、豚等の動物の体内でウイルスが増殖された後、その豚を刺したコガタアカイエカ(水田等に発生する蚊の一種)等が人を刺すことによって感染します。
感染したあとも症状なく経過する場合がほとんどですが、6~16日間の潜伏期間後、高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、引き続き急激に光への過敏症、意識障害、けいれん等の中枢神経系障害(脳の障害)を生ずる場合があります。脳炎を発症した場合20~40%が死亡に至る病気といわれています。
「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」とは、日本脳炎ウイルス(北京株)をVero細胞(アフリカミドリザル腎臓由来株化細胞)で増殖させ、得られたウイルスを採取し、ホルマリンで不活化したものであり、従来のワクチンと異なりマウス脳を使用していません。
従来の日本脳炎ワクチンは、希に接種直後から翌日に、発疹、じんましん、かゆみ等の過敏症がみられることがあり、全身症状としては、発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、はきけ等、接種部位の局所症状としては、発赤、腫れ、痛み等が認められことがありますが、通常は2~3日中に消失します。
さらに、ごく稀に急性散在性脳脊髄炎(ADEM)という副反応がみられます。
新しい乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンについては、国内で初めての医薬品となっているので、副反応に関するデータの収集及び評価は今後行われることになっています。
「ADEM」とは、ウイルスの感染後あるいはワクチン接種後に、希に発生する脳神経系の病気です。ワクチン接種後の場合は、通常、接種後数日~2週間程度の間に発熱、頭痛、けいれん、運動障害等の症状があらわれます。ステロイド剤等の治療により多くの患者さんは正常に回復しますが、運動障害等の神経系の後遺症が10%程度あるといわれています。
日本脳炎ワクチンに関するQ&Aについて(平成28 年3 月改訂版)
埼玉県 嵐山町役場健康いきいき課保健担当
電話: 0493-59-6911 ファクス: 0493-62-0715