RSウイルス感染症について
[2015年1月9日]
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RSウイルスは、飛沫および接触感染により伝播する。生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%がRSウイルスの初感染を受けるが、初感染によって終生免疫は獲得されないため、何度も感染する。乳幼児における肺炎の約50%、細気管支炎の50~90%がRSウイルス感染症による。
新生児・乳幼児や免疫不全者は重症化しやすく、合併症として、無呼吸、ADH分泌異常症候群、急性脳症などがある。成人のRSウイルス感染症では概ね感冒様症状を呈するが、感染源となるため、新生児・乳幼児等との接触には注意が必要である。高齢者のRSウイルス感染症においてはインフルエンザと同程度の肺炎発症が認められ、致命率も高い。
RSウイルス感染症Q&A