収入・所得の考え方について

事業を行っている方の場合は、「売上金額」がそのまま収入になります。

一方、会社に勤めている方や公的年金を受け取っている方の場合は、源泉徴収税額や社会保険料などを差し引く前の支払金額が収入になります。一般的に「額面上の金額」と呼ばれるものです。

事業を行っている方の場合は、収入金額から「必要経費」を引いた金額が所得になります。例えば、事業に使う消耗品費や事業を行う上で必要な交通費、従業員に支払った賃金などが「必要経費」にあたります。

一方、会社に勤めている方や公的年金を受け取っている方の場合は、事業の方でいう「必要経費」にあたる金額を、法令で定められた計算式で算出します（実際にかかった必要経費ではありません）。

この計算式で算出される金額を、給与の場合は「給与所得控除額」、公的年金の場合は「公的年金等控除額」といい、収入金額から「給与所得控除額」や「公的年金等控除額」を差し引いた金額が所得になります。

控除額の計算に用いられる式は、給与と公的年金とで異なります。詳しい計算式については、給与の方はこちらのページ（別ウインドウで開く）から、公的年金の方はこちらのページ（別ウインドウで開く）からご確認ください。