外来種のカミキリムシにご注意ください
[2021年3月8日]
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クビアカツヤカミキリは、平成30年1月15日に外来生物法による「特定外来生物」に指定された外来種の昆虫で、サクラや梅などのバラ科の樹木に産卵し、幼虫が樹木の内部を食い荒らす昆虫です。繁殖力も強く、食害が進むと、樹木の枯死や倒木などの被害が発生する恐れがあります。
特定外来生物の指定されたことにより、分布拡大防止の観点から、販売、飼養、運搬などが法律により禁止されています。
項 目 | 内 容 |
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外来生物 の名前 | クビアカツヤカミキリ |
原 産 地 | 中国、モンゴル、韓国、北朝鮮、ベトナムなど |
体 長 | 成虫の体長は25~40ミリ |
特 徴 | ・成虫の前胸背板は明赤色で、他は光沢のある黒色。側面には頑丈なトゲ状のこぶを持つ。 ・触角は黒色で、オスの触角は体長より長く、メスの触角は体長と同等かやや短い。 |
生 態 | ・サクラ、モモ、スモモ、ウメなどの主にバラ科の樹木を加害する。 ・幼虫は、バラ科の樹木を摂食し、フラス(ふんと木くずが混ざったもの)を出しながら、樹木内で2~3年かけて成長し、さなぎになる。 ・幼虫は、春から秋にかけて活動し、この間にフラスが排出される。 ・さなぎは、6月中旬から8月上旬に成虫となり、樹木内から出て活動する。 ・メスの成虫は、幹や枝の樹皮の割れ目に産卵し、卵は8から9日後に孵化する。 ・メス1頭当たり、1000個近くの卵を産むことがある。 ・成虫の寿命は野外では1か月程度で、越冬はしない。 |
上記の4項目について確認し、被害の程度を把握したうえで防除方法を検討することになります。
クビアカツヤカミキリに関する資料は埼玉県環境科学国際センターのホームページ(別ウインドウで開く)をご覧ください
大量で大型のフラスが確認された場合は「クビアカツヤカミキリ被害防止手引」をご覧ください。
クビアカツヤカミキリ被害防止の手引(埼玉県環境科学国際センター作成)(別ウインドウで開く)がありますので被害防止の参考にしてください。