薪ストーブ・ペレットストーブの適切な使用について
[2021年12月22日]
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薪や木質ペレットなどの木質バイオマスを燃料とする暖房器具は、化石燃料を使用しないため、環境に配慮しており、森林資源を活かすことにつながります。一方で正しく使用しないと大気や健康に影響を及ぼし、ご近所トラブルの原因となってしまうことがあります。
現在使用している方や購入を検討している方は、次の事項に留意いただき、快適な環境づくりと良好な近隣関係にご配慮をお願いします。
十分に乾燥した薪を使いましょう。
水分量が多いと燃焼温度が低くなり、不完全燃焼により有毒ガスを含む排気ガスが多く発生することがあります。
また、多量の煙やすすなどタールの発生原因にもなります。
薪を屋外に保管する場合は、地面から離して、きちんと整理して積み上げ、覆いを掛けましょう。
乾燥した薪は、色が濃くなり、木目に割れ目が入ってきて、薪同士を叩くと中が空洞のような音がします。
薪や木質ペレット以外のものは燃やさないでください。また建築廃材は絶対に使用しないでください。
廃棄物(ごみ)を燃やすことは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、原則禁止となっています。
違反すると5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられることがあります。
火災の原因とならないように消防法や建築基準法等に基づき、ストーブと壁、天井等との適正距離を確保し、適切な高さや位置に煙突を設置しましょう。
煙突の位置や高さによって、煙などが近隣住宅の中に入るなどして、ご近所トラブルになる場合があります。設置にあたっては、専門業者に相談して、慎重に検討しましょう。
ドアガラス、灰の受皿の清掃などを日常的に行うほかに、シーズン前後には、煙突・炉内の清掃点検を行いましょう。
日常的な清掃点検のほかに、3~5年に一度は、専門業者による定期メンテナンスを行いましょう。
専門業者による定期メンテナンスは、取扱説明書やストーブ購入店に問い合わせてください。
ご近所が窓を開ける時間や洗濯物を干す時間等と重ならないように使用する時間や状況の配慮をしましょう。
住宅地内に設置する場合は、煙突の高さや位置などに十分配慮するとともに、ご近所に対して事前説明しておくことも検討ください。