ホタルの里
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ホタルの里
◎嵐山町でみられるホタルの仲間
●ゲンジボタル
ゲンジボタルの成虫

ゲンジボタル幼虫

ゲンジボタルの生息環境(流水)
●ヘイケボタル
ヘイケボタルの成虫

ヘイケボタルの生息環境(止水)
●クロマドボタル

●オバボタル

●ムネクリイロボタル

●カタモンミナミボタル

●ノハラボタル
埼玉県内に進入したのはごく最近のことで、嵐山町には平成20(2008)年に志賀地区で初めて発生が確認されました。何を食べているのかなど、生活のくわしいことはわかっていません。
◎ホタルの里について

ホタルの里マップ
◎ホタルが見られるのはいつ?
嵐山町ではゲンジボタル、ヘイケボタルの生息地が少ないながら町内各所に点在しています。これらの生息地におけるホタルの発生時期は、その場所ごとに異なります。とても早い時期から発生している場所もあれば、ほかの生息地で発生が終了しても見られる場所まであります。ホタルの里周辺のホタルはこの中でも最も遅く発生し、例年の発生時期は次のとおりです。
ゲンジボタル: 6月中旬 ~ 7月中旬
ヘイケボタル: 7月上旬 ~ 7月下旬
※令和4年(2022年)は、6月初旬から暑い日が続いたことから、
ゲンジボタルが6月初旬から7月初旬
ヘイケボタルが6月中旬から7月初旬
に発生が確認されました。
なお、最も多く見られたのは6月2週目から4週目にかけての暑い日の風のない夜間でした。天候によって飛ばない日もありましたので、注意が必要です。
ホタルが光りだすのは、日が暮れて、あたりが暗くなってからです。この季節は一日のうち昼間の時間が長いため、午後7時を過ぎてもあたりはまだ明るいことから、完全に暗くなる午後8時近くになって光り始めます。また、雨や風の強いとき、あるいは気温が低い日にはほとんど光らないようです。ホタルを観察するには蒸し暑く、風の無い日が最も良いでしょう。
◎地元のホタルがすみやすい環境を目指して
ホタルの里では、ホタルが自然発生するように、ホタルのすみやすい環境を整える作業を進めています。水の流れる場所にはゲンジボタルが、流れのない場所にはヘイケボタルが生息することから、公園内には細い流れと水の止まる湿地状の池をつくって、2種類のホタルが同所的に発生するよう工夫しています。
また、嵐山町のホタルの里づくりにおいて重視しているのは、菅谷館跡に生息する「地元のホタル」を残してゆくということです。最近では技術の向上によりホタルの養殖が容易となり、大量の成虫を放虫してイベントを開催する地域も増えています。これらは多くの場合、ホタルがすでに生息していない場所で行われており、もとは別の地域で採取したものを累代飼育・放虫していることが多いようです。
もし、こうした手法を野生の個体が生息する場所、もしくはその周辺で行った場合、野外へ放たれた別産地の個体と野生の個体が遭遇してしまう可能性があります。最悪の場合、結果として遺伝的に純粋が保たれず、生態面の変化などで思わぬ弊害をもたらす可能性があります。このため、ホタルの里では他の地域からホタルや幼虫の餌となるカワニナを持ち込むことはせず、地元のホタルがなるべく自然状態で増えることを目指して活動を実施しています。
お問い合わせ
嵐山町役場(らんざんまち)環境課環境担当
電話: 0493-62-0719
ファクス: 0493-62-0713
電話番号のかけ間違いにご注意ください!
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