平沢寺(へいたくじ)
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平沢地区にある平沢寺は、平安時代の終わり頃、重忠や義仲と関わりの深い秩父氏が密接に関わっていました。創建については定かではありませんが、平安時代末期には重忠の曽祖父である秩父重綱ゆかりの人々によって埋納された経筒が見つかっています。
西に山を背負い、東へと開けた谷の奥に位置する寺院で、往時には七堂伽藍と三十六の僧坊を有する大寺院であったと伝わります。発掘調査では当時では東日本最大級とされる堂跡も見つかっており、堂の前面には池があったことが分かっています。このような参道を入り、池を挟んでお堂が建ち、背後に山を背負う様子は、極楽浄土を表現したものとされ、奥州平泉のような情景が広がっていたようです。
鎌倉幕府が開かれる以前に各地に点在した有力武士の力の一端がうかがわれます。

平沢寺

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