町名発祥の地 槻川周辺の魅力を高める取り組み
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嵐山町では、町民との連携により「オオムラ
サキの森づくり」を通じた自然環境を守る活動が昭和56年から30年以上続けられています。この森から槻川上流の「県民休養地」「さいたま緑のトラスト保全第三号地」を含む「嵐山渓谷」一帯は、国蝶オオムラサキが移動可能な「オオムラサキの回廊」と呼べるような自然豊かな樹林地を形成しており、訪れる人々にとって憩いの場となっています。また、その周辺には木曽義仲公ゆかりの史跡や国立女性教育会館(別ウインドウで開く)、県立嵐山史跡の博物館など多様な資源が集積する、町を代表する観光の中心的な地域となっています。さらに、嵐山渓谷は、埼玉県の偉人であり我が国初の林学博士である本多静六博士が命名した町名発祥の地でもあります。
槻川周辺のこの地域では、平成25年度より埼玉県が「槻川まるごと再生プロジェクト 嵐山町区間」事業を実施しており、町はこの事業に合わせ、町・地域住民・各種団体により、周辺地域の魅力を高めるための検討を重ね、平成26年度より県の補助金等を活用しながら周辺整備等さまざまな事業を進めていきます。

オオムラサキの森づくり
『オオムラサキの森』は、雑木林をいかして整備された森です。このため、昔ながらのたくさんの生きものたちが暮らしています。国蝶オオムラサキもそのひとつです。森の中にはオオムラサキの集まる場所がいくつかあり、夏になると樹液に群がる虫たちのなかにその姿を見ることが出来ます

さいたま緑のトラスト保全第三号地
「さいたま緑のトラスト運動」は、県民が主体となって基金を積み立て、その資金で県内の優れた自然や貴重な歴史的環境を取得し、県民の共有財産として保全するものです。
また、町では、町内の里地里山環境の保全・整備及び活用を推進するため、「嵐山町里地里山づくり寄附募集規則」を制定し、運用しています。

槻川まるごと再生プロジェクトから「武蔵嵐山」再発見 自然が満喫できるまちから
本多博士は、菅谷館跡から槻川左岸を上流に歩きました。
嵐山渓谷やその中枢部を踏査して、その風景が京都の嵐山に似ているため、博士は思わず「これは武蔵嵐山だ」とつぶやきました。
その風景を再生するために、埼玉県の「槻川まるごと再生プロジェクト 嵐山区間」事業とあわせ、さまざまな事業を行ってまいります。

【嵐山町の主な事業】
(1)樹林環境保全事業
トラスト地外の樹林地の古損木・不良木を伐採し、山林の保全を図っていきます。
(2)武蔵嵐山の路整備事業
冠水橋の修繕や遊歩道の整備を行ってまいります。
(3)紅葉等植栽事業
本多博士が「一面の紅葉に彩られた」と記しているように、紅葉等を植栽していきます。
お問い合わせ
嵐山町役場(らんざんまち)地域支援課政策創生担当
電話: 0493-62-2152
ファクス: 0493-62-5935
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